発行元 宮川剛 .
エディションノート
人間の幻想と欲望が、貨幣を生み出し消滅させる
金と一万円札と電子マネーは、どこがどう違うのか? 続々と登場する「仮想通貨」は国家通貨を脅かすのか? バブルやハイパーインフレはお金につきまとう必然なのか? ハイエク、ケインズなどの論を踏まえつつ、貨幣が持つ不思議な原理と振る舞い、市場や国家との関係、貨幣と資本主義の未来までを徹底的に論じる。圧倒的な貨幣論!
序章 貨幣という謎ー貨幣がわかれば経済がわかる
第1章 お金は「もの」なのか「こと」なのかー貨幣と市場を再考する
第2章 「観念の自己実現」としての貨幣ー日銀券とビットコインは何が違うのか
第3章 貨幣につきまとう病ーバブルとお金の関係
第4章 なぜ資本主義は不安定になるのかーハイパーインフレと投機を考える
終章 資本主義の危機と貨幣の「質」ーどのお金が選ばれ、生き残るのか